Amazonがイノベーションを生み出し続ける理由が語られた「The value of innovation in challenging times」レポート!

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この記事ではAWS re:Inventのセッション「The value of innovation in challenging times」のレポートをします。

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セッションを聞いた背景

こんにちは、サーバーワークスでCloud Automatorというサービスの責任者をやっております柳瀬と申します。本日は、現在オンラインで開催されておりますAWS re:Inventのセッション「The value of innovation in challenging times」のレポートをしたいと思います。
私がこのセッションを聞いてみたいと思った背景ですが、Amazonは継続的に魅力的なサービスをリリースし現代で様々なイノベーションをおこしている企業だと思います。Amazon Web Servicesの各サービスもその1つ1つだと思いますが、そんな企業のBusiness Developmentの責任者の話は私が担当しているCloud Automatorでの開発だけでなく、私たちサーバーワークスがこれから様々なサービスを提供するうえでのヒントが聞けるかなと思い、セッションを聞いてみました。

セッションについて

セッションは、最初に現在のデジタルビジネスとイノベーションの特長について考察がされ、「to be Earth's most customer-centric company」というAmazonのミッションとイノベーションをおこすためのポイントとして文化、メカニズム、アーキテクチャ、組織があるという説明がされています。
そして、このミッションを達成するためにAmazonには14からなるリーダーシッププリンシパルがあり、このリーダーシッププリンシパルが行動指針となっているとのことです。
リーダーシッププリンシパルのうちお客様を起点に考えて行動するCustomer Obsessionについては特に説明されており、そのなかでWorking Backwordsという手法が紹介されています。

Working Backwords 5つの質問

1. お客様は誰ですか ?
2. お客様が抱える課題や改善点は明確ですか ?
3. お客様が受けるメリットは明確ですか ?
4. お客様のニーズやウォンツをどのように知りましたか ?
5. お客様の体験が描けていますか ?

次に、ご存知の方も多いと思いますが、AmazonにはチームづくりにおいてTwo-Pizza Teamsというルールがあり、この特長やメリットについて紹介されています。そして最後にAmazonは実験をし、失敗し、失敗から学ぶという文化についてオークションサービスやFire Phoneの実例を交えて紹介するというものでした。

感想

Working Backwardsは、Cloud Automatorの開発チームに所属しているメンバーがAngel Dojoに参加したあとにCloud Automatorの開発においても取り入れたいと提案をしてくれて取り組んでいるのですが、改めてこのセッションで聞いて良い振り返りになりました。
セッションは録画されておりますので、re:Inventに申し込んでおけばいつでも見ることができます。セッションの詳細、リーダーシッププリンシパル、Working Backwards、Two-Pizza Teamsについては是非実際にセッションを見ていただいたり、参考リンクをまとめておきましたので、見ていただければと思います。
Working Backwordsではお客様を起点に考え、プロダクトを作りはじめる前にプレスリリースを書くようになっています。今年もre:Inventでは様々なサービスがリリースされ、プレスリリースが出ると思います。プレスリリースやFAQがプロダクトを作りはじめる前にできあがっていたのだと思うとさらに面白い見方ができるのではないでしょうか。セッションも10分とそれほど長くないので、是非このセッションを見てAmazonの企業文化を参考にしていただいてから参加するとさらにre:Inventを楽しめるのではないかと思います。

参考リンク