【セッションレポート】放送の次なるフロンティア - プロのライブコンテンツ制作(原題:The next frontier in broadcasting: Professional live content production)

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はじめに

本記事はre:Invent2020で行われたセッション「The next frontier in broadcasting: Professional live content production (sponsored by Deloitte)」 のレポートになります。
当該セッションはこちらのリンクになります。セッション内の Attachmentsにスライド資料がダウンロードできるようになっていますので、併せてご確認ください。

セッション概要

当該セッションでは、「クラウドの時代」になって放送メディアの未来が明るく、より専門的で刺激的な変化を起こせるだけの体制も整ってワクワクしている!という内容を非常に熱く語ってくれました。AWSに絞ったお話では無かったのですが、近年のAWSのメディア配信向けサービスの更新頻度を見ても、今後AWSもこのセッションで語られる「セッションの時代」を担う存在だという意気込みが充分に感じ取れます。

セッションレポート

放送インフラの4つの時代

f:id:swx-kyosuke-yano:20201204100142j:plain 先ずは放送インフラの歴史が語られました。「アナログの時代」→「デジタルの時代」→「データセンターの時代」→「クラウドの時代」に区分されます。当初は機器も高価であり、知識も人も限られていたところから、時代が進みに連れて技術も飛躍的に進化し、どこでも誰でも気軽に、且つ思い描いたように制作することが可能になってきているそうです。

クラウドの時代がもたらすもの

クラウドの時代となり、以下5点がメリットとして挙げられました。

  • 様々な放送需要に対応する柔軟性
  • クラウドの利点を活かした耐障害性
  • クラウド側で維持される基盤を利用することでの放送局の運用負荷低減
  • 新技術を手軽にて実験、展開できる土壌
  • どこにいても制作・配信が可能

これからの放送体制

f:id:swx-kyosuke-yano:20201204100206j:plain クラウドの活用、5G回線、ドローン技術といった進化により、今までに無い多種多様で自由な番組制作が可能になることが語られました。
例えば

  • スポーツの試合の中で複数の視点を自由に選択しながらの視聴
  • ドローンを用いた今まで出来なかった視点からの撮影
  • 4Kや8Kといった高画質、高品質な番組を様々な需要を満たした上で提供が可能

が挙げられています。

まとめと感想

終始「クラウドの時代」になって未来が明るい!ということが語られ、これまでどうしても必要だった機材や場所の確保、回線などの多くの制限から開放されて非常にワクワクしながら語ってくれたので、聞いている側も自然と楽しくなるようなセッションでした。re:Inventのセッション参加自体は今回初めてだったのですが、AWSだけに絞られない、とても刺激的でモチベーションを引っ張り上げられるような良いイベントだと感じています。

そんなre:Invent2020は今回オンライン開催となりますので誰でも自由に参加することが可能ですので是非!
AWS - re:Invent aws.amazon.com


ワクワクしている人を見るだけでも何だか幸せな気持ちになりますね。