AWS Snowcone の無料デジタルトレーニングのコースが3つ追加されました

記事タイトルとURLをコピーする

f:id:swx-tamura:20201214172138p:plain

Re:invent2020の AWS SnowFamily関連トピック

Re:invent 2020で AWS SnowFamily関連では以下セッション(動画)がありました。

Edge computing innovation with AWS Snowcone and AWS Snowball Edge

f:id:swx-tamura:20201217192655p:plain

https://virtual.awsevents.com/media/1_auwz0zq2
(閲覧にはRe:invent2020への登録が必要です)

AWS SnowFamilyが、過酷な非データセンター環境や安定したネットワーク環境が不足している場所での運用の実行にどのように役立つかを学ぶ内容のセッションが実施されています。


そして、AWS Snowconeの3つの新しいデジタルコース(無料Eラーニング)が発表されました。

aws.amazon.com

追加されたコースは以下3つです。

1.AWS Snowcone Getting Started

2.AWS Snowcone Logistics and Planning

3.Using AWS Snowcone

2と3については、実際に利用する方に必要な利用要件やら手続き回りと実務よりな内容なので、新しいAWSサービスのキャッチアップ目的とかであれば1の実施だけで概ね問題なさそうな印象です。

以下blogで書きましたが、過去にSnowball Edgeと戯れる機会があり、個人的にAWS SnowFamilyは好きなAWSサービスの一つなので試しにAWS Snowcone Getting Startedをやってみました。

そして皆さんにもオススメしたい内容だったので、簡単に紹介出来ればと思います。

blog.serverworks.co.jp

※以後 AWS SnowconeはSnowcone、AWS OpsHubはOpsHub、AWS SnowballEdgeはSnowballEdgeと省略記載します

AWS Snowcone Getting Startedのコンテンツ

章立ては、日本語に訳すと以下のような感じになります。

紹介編
- Snowconeを使用するための準備
- OpsHubとSnowballEdge Clientの紹介
- OpsHubの概要
- SnowballEdgeクライアントの概要

入門編
- Snowconeの使用を開始する
- OpsHubのセットアップとSnowconeのロック解除
- SnowballEdgeクライアントとAWS CLIを使用してSnowconeのロックを解除する
- Snowconeデバイスの更新
- Snowconeの使用
- コンピューティングインスタンスをローカルで使用する
- NFSファイル共有を使用したファイルストレージの管理
- DataSyncを使用してファイルをAWSに転送する
- Snowconeの管理

デモンストレーション
知識チェック問題

ざっくり、SnowconeやOpsHubとはなんぞや?といった内容から始まり機器の仕様や機能紹介、実際のセットアップから簡単な使い方までをレッスンという形で学べる形になっています。

f:id:swx-tamura:20201217192543p:plain

今までCLIしか選択肢がなかったオペレーションがOpsHubの登場でGUIで可能になっただとか ドキュメントとかではあまり書かれないような経緯のような内容も当レッスンで学べます。

なによりレッスン形式なので学ぶにふさわしい順で情報が入ってきますし UIがよく出来ていて、左ペインで進捗が分かりやすく、途中で横開きの本のように確認できるマニュアルになったり、学習用の動画コンテンツが埋め込まれていたりと学習効率が高くなる工夫が様々な箇所で確認できます。(ブラウザベースなので必要に応じて翻訳機能も使えます)

埋め込まれた動画コンテンツ f:id:swx-tamura:20201217192619p:plain

最後に理解度チェックの問題があり、ここは80%の合格しないとパス出来ません。

f:id:swx-tamura:20201217192610p:plain

今回の場合、8問出題されますが、Snowcone Associateクラス(そんなものはない)の難易度で理解が深まる良い問題が多かったです。

また、AWSの認定試験とは違って、一問一答式となっているので間違えたら答えとその理由が下に表示されるので理解がより深まります。

※でも、きちんと学習しないと100%とるのは少し大変です... f:id:swx-tamura:20201217192601p:plain

やってみて

今までEラーニングの存在は知りつつもあまりやったことがなかったので、実際に使ってみて「とても良いものだ」と感じたので今後は活用していきたいと思います。

過去に初めてSnowoball Edgeの実案件をやった時は、社内事例やらBlackbeltやらドキュメントやらかなり手探り状態のスタートで大変だった記憶がありますが、現在は今回紹介したような無料で学習できるコンテンツがかなり充実してきています。

いざ実際に仕事で使う事になってそのサービスの知識ゼロスタートみたいな場合は、最初にきちんと時間を確保して「まずはEラーニングで学ぶ!そのあとの事はそのあと考える!」という進め方もコスパがいいかもしれません。

比較的新しいサービスでもコンテンツが今回のように充実していくのはとても嬉しいことです。

まとめ

実案件やりたい